半纏を着て伝統的な気分を

半纏、最近でも普段着にしている人がいるだろうか。昔といっても、わたしが子供の頃には珍しくなかった。家紋を染め抜いて、洗いざらしの半纏を着た人がいたのである。

大農家、あるいは漁師さんであれば網元クラスの人である。座敷の奥に悠然と座り、キセルでもふかしているイメージがある。このくらいのクラスになると、堂々としたもので、社会的地位がよほど高くないと、腰を上げようともしなかった。玄関まで挨拶に来るなど考えられないのである。

そんな頑固な老人が少なくなると共に、祭り以外で、半纏を見かけることもなくなった。決して時代の変化をどうこう言っているのではないのだが、なぜかさびしく感じられる。自分を省みると、家紋のついた着物など所有してないし、まして半纏など、祭りでさえ着たことがない。

どこかに保存しているのだろうか?博物館などに存在するなら、見に行きたいのだが、おそらく家紋と言う文化もいずれ滅んでいくのだろう。自分だけはなんとか伝統をを守りたいのですが、社会での習慣がそれを許さないでしょう。今時家紋つき半纏など着用した日には・・・。 変人認定が必至でしょう。

そこで提案なのだが、毎年、日にちを決めて、着物その他の伝統的な服装をするというのは、どうでしょう。

そうすれば半纏なども、若い人の間で流行るかもしれません。国が決めるのではなく、民間が自主的に行うのであれば、自由なはずです。もしそうなれば、わたしは家紋つきの半纏を着て、行事に参加したいものです。